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蛹と草とわし

天畠大輔は蝶の夢を見るのか

部屋にはゆっくりと、淡い光が差し込める。
わしは親愛する者たちの仕事姿を見つめる。
愛する者たちが書いたメールを、見つめる。
壁に貼りついては頑なに離れないその蛹を。



蛹、草

あれから1週間後の日曜日。

あの時と同じ介助者、暖かい陽射しのように穏やかな心。
部屋からわしは眺めている。
明るく照らし出された蛹も変わりない。
透けた殻から黒みを帯びた姿をみせることなく。

調査によると後1週間程で蛹は蝶になるらしい。
わしを残して蝶は飛び宙に旅立つ。

嬉しいような寂しいような気持ちがした日曜日。
気持ちを落ち着けようと、昼食をゆっくりと食べる。
空腹を満たし今にも眠りに落ちそうである。
夢の中でわしは蝶と秋空を舞い踊ることは出来るだろうか。


(通訳:ケリー=ハミルトン=グレイス)







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プロフィール

天畠大輔

Author:天畠大輔
    

14歳のとき医療ミスにより四肢マヒ・言語障害・視覚障害を負う。
以降、1日のほとんどを車いすで生活している。
2010年4月立命館大学院博士前期課程に進学。
今のわしの夢は、
・大学院にて、「聴覚走査法(Auditory Scanning)を中心とした拡大代替コミュニケーション(AAC)を用いた際に生じるタイムラグ」を専門に研究し、障がい者がよりよい生活を送れるようにすること、
・フランスのALISのようなロックトインシンドローム(全身麻痺だが意識や知能は全く元のまま)の支援者の財団を立ち上げること、
この2つです。
夢に向かって今日も素敵な仲間たちと勉強に励んでいます!

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